山根弥生子 ショパンCD Vol.② 推薦
音楽現代 2010年 5月号
鍵盤楽器部門
[青澤唯夫]推薦で載ってました。
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山根弥生子の「ショパンを弾く」第二巻はスケルツォ、即興曲集、幻想ポロネーズ、ベルスーズといった名曲ぞろい。
どれもシリアスな力演で、長年のキャリアを通じてその激しい情熱がいささかも失われていないのが偉いと思う。どの曲もよく手の内に収められており、明確な解釈、表現への強い意志に貫かれている。スケルツォなど四曲続けて聴くとその特質・魅力が相殺されてしまうことがありがちだが、このCDでは曲集全体への目配りが利いていて、ショパンの音楽に引き込まれてしまう。
即興曲もよく構築された表現で、時に理詰めの感もあるが、あまり窮屈にならず自発性が働いていて、伸びやかな音楽に聞こえるのが素晴らしい。☆青澤唯夫
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